
朧村正って本当におもしろいの?評価とかレビューを知りたいな!

おもしろいよ!クリアしたから、評価していくね!
今回は、「朧村正はおもしろいの?買うべき?」という観点から、クリアレビューをしていきたいと思います。
結論から言うと、和風アクションが好きなら確実に買うべき!です!
他のプレイヤーさんからも、こんな声が上がっています。
前から気にはなりつつもようやく初プレイ!手軽に出来るアクションたのしい!和の世界観がたまらん!化石になってたvitaが生き生きしている#朧村正
— おもと (@omoto87) March 20, 2020
PS vitaの「朧村正」
グラフィックがたまらなく美麗です。背景,自キャラ,敵キャラ,食べ物🍡
全てが美しい✨
ヴァニラウェア最高〜(´∀`*)#朧村正#psvita— シュンスケ (@shunsuke1927) August 28, 2019
ゲームのレビューを見て、おもしろいか判断するのって難しいですよね?
大手販売サイトのレビューや、プレイ動画を見るとネタバレになってしまう…(´・ω・`)
私もそう思ってました。

わかりやすくて、でもネタバレになっていない情報が欲しい…
少しわがままかもですね笑
ですが、せっかくゲームを買うなら外したくありませんし。。
そこで!だったら自分でそういう記事を作っちゃおうと思ったわけです!
(本当は画像を使いたかったのですがMARVELOUSさんのサイトを見るとそうもいかず泣)
→画像使用不可の記載はなくなっているようです。ですが、収益化は微妙?(記載なし)
ですので、この記事では極力ネタバレを抑えつつ、下記のことについて紹介していこうと思います。
- 基本情報(システムや世界観など)
- 実際にプレイしてみての感想

この記事を書いている私は、もちろん朧村正(vita版)をクリア済みです。(総プレイ時間43時間11分)
この記事を読み終わるころには、あなたは朧村正の良いところも悪いところも知り、購入するかどうか決められるようになっているでしょう。
8分ほどあれば読めますので、さっそく参りましょう!
基本情報
まずは朧村正の基本情報についてみてみましょう。
ここでは、
- システム
- 世界観
- 音楽
- 操作
について解説します。
基本的なことは知ってるよ!って方は飛ばしてください!
システム
朧村正は、ざっくり言うと2D和風アクションRPGです。
アクションゲームですが、レベルやお金といった概念があります。
戦いを重ねることで主人公は経験値を手に入れ、レベルアップ=強化されていくのです。
一方、お金は途中立ち寄る村で買い物(回復アイテムの食べ物など)をしたり、食事をしたりするのに使います。

力も、お金も大事!
また、装備である「太刀」は、道中で手に入る「生気」と「魂」という2つの素材を使って作り出します。
装備品を作ったら、装備することも忘れずに!
太刀は3本まで装備することができます。
その他、主なシステムは
- セーブは各地に設置された祠で行うことが可能。
- バトルはエンカウント制。決められた場所を通過すると決められた敵が出現。
世界観
世界観は思いっきり和。
- うっそうとした木々の森
- うつくしい朝日が輝く山中
- 松の木立ち並ぶ荒々しい海
- 白雪の舞う豪雪の大地
- 穏やかな農村とそこに暮らす昔訛りの人々
- 襲い来る妖怪、忍びの者たち
美しい景色は、その全てが和で成り立っています。

特に、会話劇はまるで「演じて」いるかのような不思議な感覚。
古来の日本の良さをふんだんに演出しつつも、どこか幽世を感じるような世界観です。
音楽
音楽も、世界観にのっとり和風ベースの美しいものが目立ちます。
しかも、場面場面に見合った、洗練された音楽が流れます。
道中では
- 旅を奮い立たせるような音楽
- 不安と神秘性を感じる音楽
- その場所の気高さを感じさせるような音楽
と様々なスタイルで。
バトルでも、
- ロックベースも取り入れた、でも和の雰囲気を壊さない力みなぎる音楽
- 化物のまがまがしさを感じさせるおどろおどろしい音楽
など。
都では荘厳さときらびやかさが入り混じる音楽を。

どの曲も、笛を始めとした和楽器で細かく調整されているよ。
操作
操作性は非常になめらかで、主人公はまるでアニメのように動いてくれます。
ジャンプは少しふわっとした感覚で、最初はてこずるかもしれません。
ですが、慣れてしまえば滞空時間を活かした回避などもできるようになり、戦略の幅が広がります。
一応、操作ボタンを。
キャラ移動 | 左スティック | しゃがむ(長押し)下に降りる(短押し) | 左スティック下 |
ジャンプ(2回入力で2段ジャンプ | ✖ボタン | 攻撃(太刀を振る) | □ボタン |
奥義・調べる・会話 | ○ボタン | 太刀の持ち替え | △ボタン |
地図の表示 | SELECTボタン | 道具を使う | 方向キー下 |
道具切り替え | 方向キー左右 | メニュー画面呼び出し | STARTボタン |
○ボタンの奥義とは、いわゆる必殺技です。
また、朧村正では刀の入れ替えが重要ですので、△ボタンは押すタイミングが大事です。

ハイスピーディなバトルが目まぐるしい展開を生むのです!
朧村正の良い点
簡単に朧村正の基本情報をお伝えしたところで、さっそく実際にプレイしてみての感想をお伝えしたいと思います。
まずは、下記のとおり良い点からご紹介します。
○良い点
- 爽快なバトルアクション
- 立ち回りと装備の戦略性
- ストーリーを進めやすい配慮
- 息をのむグラフィック・アニメーション
- グラフィックに負けない秀逸な音楽
- 世界観を存分に楽しめる全キャラフルボイス
- 選べる2つのストーリー
- 再度プレイしたくなるマルチエンディング
- 充実したDLC
では、順に解説していきますね。
爽快なバトルアクション
朧村正の魅力は、なんと言ってもその爽快なバトルアクション!
主人公は大地を駆け、時には2段ジャンプで空中を舞い、太刀を振るって妖怪をばっさばっさと切り倒していきます。
太刀の振るい方は下段切り、溜め切り、落下突き、ダッシュ攻撃などさまざま。
また、朧村正では、難易度を「無双」(かんたん)と「修羅」(難しい)の2つから選ぶことができます。
なので、「無双」を選べばアクションが苦手な人でもすぐに大立ち回りをできるようになります。
終盤に向かうにつれて敵の強さも上がっていきますが、主人公の強さもあなたの腕も着実に上がっていきますので問題なし!

向かい来る大勢の敵を、刀で一刀両断するのはほんと爽快!
ちなみに、私は「無双」派でした。(修羅は途中で諦めた泣)
立ち回りと装備の戦略性
バトルは、立ち回りと戦略性も重要です。
朧村正における戦略性とは、ズバリ「装備する太刀」と「切り替えのタイミング」です。
装備する太刀には、普通の太刀と大太刀があり、それぞれ
- 太刀…スピードはあるが1撃の威力は低め
- 大太刀…攻撃力が高いが、動作が遅い
といった特徴があります。
また、各太刀には特有の奥義が設定されています。
使いやすいが低威力の奥義、使い道が難しい一方で大ダメージの奥義、集中攻撃型、全体攻撃型などさまざま。
強敵に挑む際はそれぞれの太刀の特徴を抑え、有利に立ち回ることが重要です。

特に、難易度「修羅」を選んだ場合は大切な要素になるのでしっかり押さえておきましょう!
もう一つ。
朧村正では、バトル中に太刀を切り替えることで全体攻撃の「居合斬り」が発生します。(ただし、所定のゲージが溜まっている場合のみ)
この「居合斬り」をいつ使うかによっても戦況は大きく変わります。
こうした緊張感も醍醐味なのです。

適度な緊張感が、新たな戦略を生み出すきっかけとなるのです!
また、太刀は防御を何度も使う(主人公が攻撃している間に敵が攻撃してきた場合、勝手に防御する)と、折れてしまいます。
太刀が全て折れると逃げ回るしかなくなるので、太刀の入れ替えタイミングは重要です。
ストーリーを進めやすい配慮
朧村正は、ストーリーを進めやすいようしっかり配慮されています。
配慮の最たる点が、次に進むべき場所を案内してくれる親切設計です。
ボスを倒す(章を進める)と、文字でストーリーの概要とともにどこに向かうべきかを教えてくれます。
また、地図上にもしっかりと向かうべき方向を示してくれるので、道に迷うことがありません。

余談ですが、地図の表示がなんかかわいいです。特に祠とか。
息をのむグラフィック・アニメーション
とにかく、グラフィックとアニメーションが素晴らしいです!
ここには画像を載せれないので、リンクを貼り付けておきます。
とにかく景色が最高。
広がる野原ははうつくしい古来の日本を表現されている感じ。
暗がりの森林はその神秘性をあらわにしている感じ。
都はとにかく華やかさを魅せている感じ。

全ての景色が、その場所の持つ情緒を最大限に表現していて、圧倒されてしまいます…はぁ。。
また、アニメーションも細かい動きがなめらかに表現され、全てが自然に見えます。
主人公以外のキャラの些細な揺れや、妖怪のダイナミックなアクションも相当なものです!
グラフィックに負けない秀逸な音楽
基本情報の「音楽」の項目でも書いたとおりですが、その場・置かれた状況に和風の音楽を絶妙にマッチさせています。
どれも聴きごたえのある音楽ばかりで、うつくしいグラフィック・世界観により浸らせてくれるエッセンスと言えるでしょう。

私は都の音楽が好きかな!
世界観を存分に楽しめる全キャラフルボイス
朧村正は、主人公を始め、全登場人物がまさかのフルボイスです。
なんなら、妖怪だってしゃべります。
そして、キャラクターとキャラクターの声も絶妙にマッチしていて、全く違和感を感じることがありません。
また、口調もセリフ回しも妙に「昔っぽく」設定されているので、世界観ぶち壊し、なんてこともありません。

朧村正に関しては、ほんとにフルボイスでありがとう!って感じ!!
選べる2つのストーリー
朧村正は、最初から「百姫編」と「鬼助編」の2つのストーリーを選べるようになっています。
それぞれのストーリー側面からしか見えない展開もありつつ、両方のストーリーを進めて初めて分かる場面もあったり。
一つ一つはシンプルに作られた、多くを語らないスタイル(プレイヤーの想像力を掻き立てる)ストーリーです。
ですが、とても練られた作りになっていると感じました。

私は百姫からクリアしたよ。難易度は特に変わらないよ~。
再度プレイしたくなるマルチエンディング
朧村正はマルチエンディングの仕様を取っています。

ある条件によってエンディングが変わってくるんだけど、それはプレイしていく中で発見してね。
とにかく、マルチエンディング仕様により周回プレイができる。
つまりは長く遊べるようになっています。
エンディング内容も、真エンディング以外は結構先が気になるというか。
別の展開を期待するようなものになっていますので、自然とプレイに手が回ってしまうはず。
充実したDLC
充実したDLCも朧村正の魅力です。
完全なる外伝的なストーリーもあれば、本ストーリーの裏方が見えて新たな発見をできるストーリーもあってなかなか感触が良いです。
4本のDLCが用意されていて、ストーリーは外伝というだけあって短いです。
それぞれクリアまで6時間程度でした。
ですが、1本のお値段が254円ということを考えれば、かなり遊べる方だと思いますね。

朧村正の世界にさらに入り込めるよ!私は「化猫」と「鬼娘」をクリアしました!
朧村正の課題点
次は、私がプレイして感じた朧村正の課題点です。
次のとおりご紹介します。
○課題点
- 1周では足りないボリューム
- 単調になりがちな移動時間
- バトルが作業になっていく
こちらも順に解説していきますね。
1周では足りないボリューム
まず、朧村正は1周のボリュームが少ないです。
私は全てのエンディングを見る(DLC除く)のに43時間かかりましたが、最初の1周は7~8時間程度でした。
お値段は安いのですが、それにしてもボリューム不足!という感じがあります。
まあ、最終目標は全てのエンディングを見ることですから。
その点を考えれば”繰り返し遊ぶのがデフォ”なんでしょうけどね。
ただ、同じストーリーを繰り返しているだけになるので新鮮な気持ちで楽しめるかというと、ちょっと疑問が残ります。。

マルチエンディングにして、水増しをしている感もちょっとイナメナイ。。
繰り返し遊ぶという点は、ちょっと人を選ぶところではありますね。
めちゃくちゃハマるか、強い精神力を持たなければならないという。。
単調になりがちな移動時間
朧村正は移動距離がとにかく長く、単調になりがちです。
というのも、ワープのようなシステムが整っていないから。
一応、篭屋でワープできるのですが、これが少ない&使いづらい。
絶妙に微妙な地点の移動になります。。
ですので、移動は基本徒歩。
徒歩移動の間には当然敵も出てくるわけで、いちいち相手をしなくてはいけません。

通常は逃げられないから、毎回相手をするしかないよ!
まあ、その分レベルも上がりやすいといえば間違いではないのですが…w
バトルが作業になっていく
朧村正あるあるとも思えるのが、バトルが単調になっていくことです。
レベルが上がるにつれ、終盤に進むにつれ、バトルが作業化していきます。
なぜなら、アクションがいかに爽快とはいえ、だんだんと慣れてきますから。
バトルの作業化→飽きに繋がっていくわけです。
特に、終盤の敵は体力も高く持久戦必死なので、手の痛みとの戦いになります。

ただ、これは私が「無双」でプレイしたからかもしれないね。
「修羅」モードでプレイすれば戦略性も上がります。
なので、一つ一つのバトルが緊張感あるものになる可能性は高いでしょう。
実際のところ、序盤でも結構戦略を考えないと苦戦します。
朧村正の小ネタ
さて、ここでは私が気に入った朧村正の小ネタを紹介します。
大手を振って「これは良い点だ!!」とは言えないまでも、私が朧村正を楽しく遊べた、いわばスパイスみたいなもんです。
下記のとおり、気楽に見てってくださいね。
- おいしそうなご飯たち
- ケモ耳好き、あつまれー!
- ちらっと見てくるこの感じ
意味ワカンナイでしょうけど、上から順に解説していきますね!
おいしそうなご飯たち
朧村正に出てくるご飯って、とにかくどれもおいしそうなんですよ!
回復や、各種の特殊効果を得るのに、自分で作ったご飯や食事処で出てくるご飯を食べるのですが、まー食べ物が活き活きしてるというか!
何だか躍動感があるんですよ!
つやつやお出汁の天ぷらうどん、ぷるんぷるんの水ようかん、ぐっつぐつに煮込まれたしゃぶしゃぶ…どれをとっても完全な飯テロ。
しかも食すたびに主人公は感想を漏らし、画面では皿から鍋から食べ物が減っていくという細かさ。
どこに力入れてんだ。
食事シーンは絶対見どころになります!

書いてるだけでおなかすいてきた…
ケモ耳好き、あつまれー!
すみません。タイトルだけじゃ意味不明ですよね。
何かというと、朧村正では、主人公に味方する女狐様がお二人おりまして(百姫と鬼助それぞれに1人ずつ)、この方々がとってもお美しいんです。。
ピンと立ったお耳、透き通るような白い肌。。
そして少し冷たいように見える目線。。
なんとなんと、温泉にも現れることがあるのです!

ありがとうございます!!!
このお二方の存在が、私のモチベ維持につながったことは言うまでもない。
ちらっと見てくるこの感じ
こちらもタイトルだけじゃわかりませんよね💦
「ちらっと見てくる」のは移動中の話なのです。
一画面を敵とエンカウントすることなく端から端まで駆けていくと、端っこ近くでプレイヤーの方を「ちらっと」見てくるんですよ!
そこにはなにもないはずなのに、こちらを「ちらっ」ですよ??
何だかそのしぐさが愛らしくて愛らしくて…

私は何度も何度も一画面を往復させるのでした!
ちょっとした”茶目っ気”みたいなものが、さらにプレイヤー心理をくすぐるというお話です。
朧村正はこんな人にオススメ
実際にクリアした私が判断する、朧村正をオススメしたい人はズバリ、
「和風アクションが好きなら誰でもぜひ!」
です!
正直、和風の雰囲気さえバチっとハマってしまえば、アクションが苦手な人も得意な人も関係ないと思うんですよね、朧村正。
アクション苦手な人は「無双」でサクサク、得意で戦略的にやりたい人は「修羅」でテクニックを磨きながらじっくりと。

どちらでもしっかりと楽しめます!
あ、和風好きを前提条件みたいに書きましたが、全然そんなことないです。
2Dアクション好きならほんと誰でも楽しめる内容だと思います。
そんな中でも、和のテイストに魅了される人なら、さらにどっぷり浸かれるだろうなって話です!
ひじょーに間口の広いソフトだと思いますね。
朧村正:総合評価
今回は、朧村正について下記のとおりレビューをしました。
- 基本情報(システムや世界観など)
- 実際にプレイしてみての感想
そして、朧村正を総合評価すると、
- 和風テイストが秀逸
- 間口が広く誰でも遊べるアクションゲーム
- 細かな配慮やこだわりが詰まった作品
といったところでしょうか。
少し冗長気味になるところは否めませんが、全体的に見て高水準なクオリティだと思います。

私の満足度で言うと86点くらいかな!
というわけで、こんな感じで今後もゲームレビューしていくことがあると思いますのでぜひお楽しみに!
長文お読みいただきありがとうございました。
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