

…というわけで、今回は2021年2月28日午後3時から開催された、第10回ytv漫才新人賞決定戦の感想記事です。遅くなりました!!
毎度のことながら、感想記事なのでネタバレしまくりです。
決定戦前に…予想とROUND振り返りの記事はコチラです。
第10回ytv漫才新人賞決定戦の結果を知りたい方、内容を改めて思い出したい方などぜひどうぞ!
番組情報
司会 | 千鳥 |
アシスタント | 佐藤佳奈(ytvアナウンサー) |
SP審査員 | オール阪神・巨人 オール巨人 |
ハイヒール リンゴ | |
ブラックマヨネーズ 吉田敬 | |
スピードワゴン 小沢 一敬 | |
フットボールアワー 岩尾 望 | |
大会出場者 | マユリカ、コウテイ、紅しょうが |
隣人、たくろう、タチマチ | |
ゲスト漫才師 | ミルクボーイ、霜降り明星、とろサーモン |
かまいたち、ビスケットブラザーズ |
お客さんは席の幅を大きく取り、仕切りもつけてしっかりコロナ対策仕様。
審査方法:
- FIRST ROUND
- 最終決戦
第10回ytv漫才新人賞決定戦 ゲスト漫才
ゲスト漫才師のネタについて簡単にご紹介。
- ミルクボーイ
- 霜降り明星
- とろサーモン
- かまいたち
- ビスケットブラザーズ
コンビ名、ネタタイトル(仮)、感想を書いていきますね。 大会のネタではないので、感想は軽めにいきます。


ミルクボーイ
「節分」
感想: いつもの形で安定した漫才。 最近、内海さんが「おかんの好きなものはこれに決まっとる!」と決めつける入りが定番になってきましたね。

オチは今まで見たことないパターン。 基本構成は変わらないながらもどんどん進化してるなぁと感じました。さすがM-1王者。
霜降り明星
「豪華客船」
感想: M-1 2018のファーストラウンドで披露し、トップ通過を決めたネタ。

やっぱり大事にとっているんですかね。
ネタは見たことがないボケもいくつか盛り込まれていて、より面白くなっていたような気がします。 これだけ忙しいのに、よく新しいボケ盛り込めたな。。
とろサーモン
「旅館」
感想: こちらもチャンピオンになったM-1 2017のファーストラウンドで披露したネタ。

んー、正直そんなにウケてなかったような。。 とろサーモンさんのネタの中では良くも悪くも毒気がないというか。
個人的には二人ともがなんだか笑ってしまっているようなタイプのネタの方が好きだったり。
ビスケットブラザーズ
「デート」
感想:何度か見たことあるネタでした。
テーマとしてはベタですが、キャラクターの濃さというパワープレイで強引に笑いをもぎ取っていくストロングスタイル。

いい意味でキャラクターに慣れないぜ!
昨年度王者ですが、あまりウケてなかったような…。
会場的には決勝を早く見たかったのかも。
かまいたち
「心理テスト」
感想:これはテレビでもよく見るネタですね。
M-1の予選でもやっていたネタということもあって何度見てもおもしろい!

“これでぇなにがわかるのぉ~?”を待っているわたしがいる!
最近、ネタ途中で濱家さんがよく噴き出している気がしますww
仕事も順調で楽しいのかしら(´▽`)
第10回ytv漫才新人賞決定戦 ファーストラウンド
コンビ名、ネタタイトル(仮)、点数、感想を書いていきますね。
ここからの感想はガッツリですよ!
- マユリカ
- コウテイ
- 紅しょうが
- 隣人
- たくろう
- タチマチ
マユリカ
「ドライブデート」 3位
巨人 | リンゴ | 吉田 | 小沢 | 岩尾 | 合計 |
89 | 92 | 92 | 93 | 92 | 458 |
感想:
M-1 2020の準々決勝で披露したネタ。
マユリカさんのことをあまり知らないであろう東京の方にもバカウケしていましたね。
ドライブデートというネタ設定は結構ありがちなんですが、そこはマユリカさん。
強烈なボケの切り口でドカドカウケていました!!
序盤から一気にギアを上げて、終盤の「いぬい、鍵終わってるやん…」で最大のウケ。
ですが、ラストの盛り上がりどころでM-1予選ほどウケてませんでしたね…。
いや、もちろんおもしろかったんですが、もっとドカーーーン!!といってほしかったなぁ。

トップの盛り上がり方じゃなかったね!!
ハイヒールさんの激励メールを削除したのはめっちゃ笑いましたwww
コウテイ
「教師」 2位
巨人 | リンゴ | 吉田 | 小沢 | 岩尾 | 合計 |
91 | 95 | 94 | 95 | 90 | 465 |
感想:
M-1 2020の準決勝で披露したネタ。やっぱりみんな勝負ネタ持ってくるんだなぁ。
ネタとしてはいつもの勢いと奇声の入り混じるカオス。
個人的には、ボケ自体はわかりやすくなったのに展開についていきにくくなっちゃった感じ。
というのも、私はコウテイさんのテンポが好きだったんですよね。
カオスながらもリズミカルに話が展開されていくのがすごくクセになっていて。
初めて見た時はボケ内容に「?」となる箇所もいくつかありましたが、テンポのおかげでついていけたんです。
ですが、最近お二人のネタ構成が変わっていて。
今回のネタも、前半は下田さんがボケて九条さんがツッコミ、後半は逆になるというものでした。

まだ見慣れていないからか、”あぁ、こういう感じか…”となってしまいましたね。
もちろん、新たな挑戦を応援しますけどね。
私がもっとついていけるようになりたい。
紅しょうが
「相方の子供をあやす」 6位
巨人 | リンゴ | 吉田 | 小沢 | 岩尾 | 合計 |
87 | 93 | 89 | 90 | 91 | 450 |
感想:
予選ROUNDでも披露したネタ。
おもしろいんだけど、シンプルにいつもの紅しょうがさんという感じ。
高クオリティボケのマユリカさん、ハイテンション異次元のコウテイさんと続くと、どうしても火力が足りなかったのかな。

今回は素直に相手が悪かったとしか…
熊元さんのパワフルボケも、稲田さんの引き気味の冷静なツッコミも私は大好きです。
女性漫才師として”いやらしくならない”感じがするのも、私が応援したくなるポイント。
いつかメディア関係者の目に留まりますように。
隣人
「スカイダイビング」 1位
巨人 | リンゴ | 吉田 | 小沢 | 岩尾 | 合計 |
94 | 96 | 90 | 96 | 94 | 470 |
感想:
予選ラウンドでも披露したネタ。
相変わらずすごいな、このネタ。ネタ時間の半分は2人とも寝転んでいるんじゃないだろうか。

マヂラブたたいてた人はこのネタを見たらどう思うのだろう。。
笑いのポイントとしては”なにやってるんwwww”っていうのが中心です。
1回入り込んでしまったらずっと笑っちゃう笑
なんだけど、要所要所テクニカルなボケとかも入ってくるのがよい裏切りでさらにおもしろくしてくれてましたね!
あと、風に体がもっていかれる「ぎゅぅぅぅぁぁああっ」(文字にするのが難しい)という効果音がめっちゃクセになります笑

見た感じ頭脳派ネタをやりそうなのに、体力をめっちゃ使うネタをやるところも良きギャップ。

でも、このネタを作るのはある意味センスよね。もしかしてセンスと体力の融合で最強なのでは!?
日本一マイクから低い位置での”ありがとうございました”を聴けたのは本日最大の収穫ww
たくろう
「ラジオ」 4位
巨人 | リンゴ | 吉田 | 小沢 | 岩尾 | 合計 |
93 | 90 | 88 | 92 | 93 | 456 |
感想:
予選ラウンドでも披露したネタ。
全体的にまんべんなくさわさわウケてる…という感じでしたね。
でもいつもよりはハマりきってなかったのかな。
ネタとしてはいつもどおりのたくろうさんなんだけど、残念ながら爆発するところはなかったですね。
ちぐはぐがずっと続くだけでもどかしい感じ。。

ドカン!と来るところがないと、単純にメリハリがないだけに感じちゃう…
まだチャンスはあるので、いつかのM-1敗者復活くらいウケてほしいです。
タチマチ
「相談」 5位
巨人 | リンゴ | 吉田 | 小沢 | 岩尾 | 合計 |
91 | 94 | 86 | 91 | 89 | 451 |
感想:
初見ネタにして、今回唯一のしゃべくり漫才。
5年目とは思えない堂々としたいで立ちですね。
相談をしているうちに自分の話を始める相方を戒める…というスタイルのネタ。
ボケのワードセンスが光るタイプのコンビなんですが、このネタはいつもよりちょっと抑えめな感じ?

個人的にはかなり期待していただけにちょい物足りず。。
終盤にかけていつものズレスタイルが出てきて、私としてはキタ!という感じでしたね。
ただ、ワードセンスで笑いをとれるしゃべくり漫才って、もはや憧れでしかないのでもっともっと期待していきます!!
胡内さんがネタ終わりもずっと”太っちょメガネ”と呼ばれていたのがツボでしたww
第10回ytv漫才新人賞決定戦 最終決戦
いよいよ、最終決戦。
大会一センターマイクを使わない決勝になりました!笑
コンビ名、ネタタイトル(仮)、感想を書いていきますね。感想はガッツリです!
コウテイ
「相撲」
感想:
爆速フルパワーカオスとでも言いたくなる、コウテイ全開のネタでした!
ボケ数がとにかくえぐいですね。
あふれんばかりにボケ倒し、割れんばかりの声量でツッコむツッコむ!!!
ボケのクオリティ的にはちょこちょこ外してる?とも感じましたが、ボケ数の多さで全体的にウケてる感じに持ってこれるのすごい。
個人的にはちょっとハマらない箇所の方が多かったかな。
ただ、会場が後半あまりついていけていないように感じましたね…。
コウテイさんのボケの性質上、ちゃんとついていかないとやり取りを完全に見失うことになるのですが、一方で勢いがありすぎて途中で疲弊してしまう箇所が出てくるんですね。

おもしろいんやけど、ついていけなくなると急に何が起こってるかわかんなくなっちゃうんだよね…
結構な組数の漫才を見た後なので、勢い先行型でガシガシ進めるタイプのコウテイさんにはちょっと不利な条件にも感じました。
隣人
「老夫婦」
感想:
おそらくM-1の予選で見たネタ。このネタやってくれるかな?と期待してました!
ネタとしては、二人の老夫婦がお金はないけど外食に行く…というものなんだけど、なぜかとんでもなく体力を使うネタにww
てか、このネタでもすぐに寝転んでますww
でも、このネタチョイスはよかったんじゃないかな。
お客さんも審査員さんも、寝転ぶことにちょっと期待していると思いました。
あと、地味に老夫婦やること多くないかな、このお二人w

橋本市民球場さんのハキハキ話すおじいさんの演技…なんか好き!
老夫婦が試行錯誤していろんな展開を生み出す構成、全体的なバカバカしさの中に突如あらわれるセンスボケ、アクロバティックな動き…全部調和していたように思います。
おもしろかった!!!
第10回ytv漫才新人賞決定戦 優勝は…?
熾烈な決定戦もこれで最後。 優勝ははたして…?
コウテイ
巨人 | リンゴ | 吉田 | 小沢 | 岩尾 | 合計 |
91 | 94 | 94 | 94 | 95 | 468 |
ファーストラウンドと最終決戦の合計は933点。
隣人
巨人 | リンゴ | 吉田 | 小沢 | 岩尾 | 合計 |
94 | 92 | 93 | 95 | 96 | 470 |
ファーストラウンドと最終決戦の合計は940点。
優勝は🎉隣人🎉さん!
おめでとうございます! 🎉🎉🎉
ytvで最も立っている時間の短いチャンピオンが誕生しました!
M-1 2020のマヂラブといい、今の漫才トレンドは寝転ぶことなんですかね。

中村遊直(なかむらショートライナー)さんの涙と、「やめんでいいっすね…まだ…!」という言葉にグッときました…!

9年のおもいがあふれてたね!橋本市民球場さんの“漫才に切り替えても笑ってもらえるのはうれしい!”というコメントも素敵。

もとはコント師の方なので、次はKOC目指してほしいですね!

がんばえーーーー!!!
第10回ytv漫才新人賞決定戦を最後まで見て

今年の大会もおもしろかったですし、ドラマがありました!

関西漫才師さんの本気を見たね!!
コロナという状況下、今年も大会を運営してくださった皆様に本当に感謝いたします。
そして、隣人さんをはじめとして今回出場された漫才師のみなさまが活躍できることを心から願います!

次の大会も期待しちゃうんだからね!
長文お読みいただきありがとうございました。
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